みなさん、こんにちは。沢田ピヨです。
私はたまに、美術館へ行って絵画を見たくなります。それは、私が絵を描く事が好きだったという事がありますが、とりわけ芸術に関しては、生のものを見たい、最高級のものを見たいという願望があるからです。
この度、世界的に活躍する日本画家・千住博さんが描いた襖絵を見てきました。
来年の2020年に、世界遺産・高野山金剛峯寺に奉納されるという襖絵、
この大作の完成を記念した展覧会が、神戸で開催されるとあって、是非、奉納されるまでに見ておきたいと出向きました。
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開催場所は、神戸市東灘区の神戸ゆかりの美術館、神戸ファッション美術館の2会場で合同開催です。
襖絵を見るのは初めてで、これから何十年、いや百年以上もの間、寺の大主殿を囲む襖絵を千住さんは、どんな技法で、どんな内容を描き上げたか、とても興味がありました。
館内の写真撮影は禁止だったので、案内板だけですが、📷カシャッ。
ふすま約40面、総延長約40mにわたり、巨大な画面に描かれたのは断崖と瀧でした。二つを目の当たりにした最初の印象を言うならば、襖絵「断崖図」は静、襖絵「瀧図」は動を感じました。
「断崖図」は、空海が10代に過ごした四国や、開創した高野山の、厳しく険しい岩肌を描いたのでしょうか?墨で描いたのかと思いきや、岩絵の具というものらしいです。
「瀧図」は、圧倒的な迫力で、しばし体が動くことを忘れました。瀧に吸い込まれるような、ごうごうと流れ落ちる瀧の凄みに見入って、動けなくなりました。
両方ともただ単に、筆と絵の具2点だけで描いたのではなく、伝統的な日本画材(岩絵の具、にかわ、和紙、貝殻の胡紛など)にこだわり、エアブラシを使ったりと千住さんが独自で開発した手法を使うなど、画業40年の集大成と言うにふさわしい絵です。
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この襖絵を見て、少し弘法大師・空海のことを知りたくなりました。
帰り道、JR三ノ宮で下車して、生田神社に寄りました。
駅から徒歩5分くらいの繫華街の中にあり、ここだけが別世界のような静けさがあります。社殿、鳥居は新しくピカピカでした。本殿を正面から見ると、青空をバックに朱色が鮮やかで、狛犬も凛々しく良いです。❛縁結びの神様❜と呼ばれていて、芸能人も結婚式を挙げたことで有名でしたね。
平日だったので人は少なく、ゆっくりと観光できましたが、外国からの参拝客も多く、人気の高さが伺えます。
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次に向かったのは、本日の旅行の二つ目の目的=「海」を描いた画家・植村亮さんの個展です。地元紙❝神戸新聞❞で記事を見て、テーマ「あの海を越えていけ」に関心を持ちました。理由は、
私は昔、日本海を潜った折に、海中をゆったりと泳いでいる魚を見て、海は美しいと感じ、また新聞記事から植村さんの貪欲な生き方に共感しました。
場所は、【海外移住と文化の交流センター】で、生田神社から山側へ徒歩10分ほどで着きました。
絵画 約30点すべてが「海」です。とても迫力、力強さがありました。
この海の深いトンネルを乗り越えたら、きっと光がある‥気がします。
以上が、私のとある秋の一日、アートに触れた一日でした。
今日もお付き合い下さり、ありがとうございました。
See you again!(^。^)y-.。o○